銭湯は、まちの社交場です。今となっては意外な、こんな所にもかつて銭湯があったのだと知ると、まちの奥深さが見えてきます。
 
 かつてあった銭湯の跡地を、昭和30年代の地図をもとに訪ねてみるシリーズ。善光寺周辺から南の地域を紹介してきましたが、今回でひとまず最終回とします。今回は駅の近くの2か所を紹介します。
 
 まずは、北石堂町にあった「増屋浴場」です。昭和24年(1949)発行の『長野市とその周辺』という本には「ラヂウムの湯」、昭和42年(1967)の電話帳には「ラヂウム鉱泉」として載っています。

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 「増屋浴場(ラヂウムの湯、ラヂウム鉱泉)」は、今の北石堂交差点の北東角の駐車場になっている場所にありました。厳密に言うと、角には坂西医院という病院があり、その西隣り(山王小学校寄り)でした。

 もともとは増屋という旅館が坂西医院の北隣りにあって、その増屋が経営している銭湯だったのですが、旅館の方が先になくなってしまいました。昭和33年の地図にあった増屋旅館は、昭和42年の地図には載っていません。


 最後は、中御所にあった「白山の湯」です。

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 「白山の湯」は、長野駅にほど近い信越線の線路沿いにあり、列車からも見える場所にありました。東隣りは、2011年にできた「森と水バックパッカーズ」(旧長野プリンスホテル)です。

 白山の湯は2003年に営業をやめて、煙突は解体されましたが、現在でも建物は残されています。男湯、女湯と独特の書体で書かれた玄関も健在です。
 地元の人だけでなく、駅を利用する旅行客もここでひと風呂浴びて、次の目的地へと旅立っていたのでしょう。

 

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