もうお正月だけど、しつこく年の瀬の餅つきレポートを。

なかなか蒸しあがらないね... これじゃただの焚き火です。約45分経過。
蒸し始めて小一時間が過ぎてから、いよいよ餅つき開始。まずは杵でもち米をグリグリとつぶす。
これを念入りにやっておかないと後で苦労するらしい。一番手は西之門町の長老、金井さん。
西之門名物・傘屋の北沢区長もつきます! なんだかんだ言って、年配の方々はみなさん
とてもお上手でした。おそらくこの西之門町では、昭和40年代以降に杵と臼での餅つきが
行われたことが無い、とのこと。しかし、実際にやると身体が思い出すのでしょうか。
子どもだってやります。大きくなってからも、この日のことを覚えていてくれたら嬉しいな。
きなこ、あんこ、しょうゆに大根おろし...その場で味付けして、すぐに美味しくいただく。
通りがかった人にも振る舞います。
最終的にはかなりにぎやかになりました。
「また来年もやろう」「恒例にしたいよね」なんて嬉しい声も聞けました。
おおむね成功でしたね。楽しかったです...!
杵と臼ほかお餅つきセット一式を貸してくださった米屋東町さん、ありがとうございます!
12月28日に西之門町でおもちつきをやりました!
東町の米屋さんから借りたせいろと移動式の釜戸、そして杵と臼を用意して、さあスタート。
一日水に漬けたもち米を、まずは蒸します。こうして見るとスタートのメンバーは男ばかりですね。
西之門の老人クラブの人々と、ナノグラフィカスタッフ、そして東町の「ボンクラ」から助っ人も
登場! しかし...まず薪に火がつかず困り果ててます。
30分ほどかかって、やっとなんとかなりそうな雰囲気に。薪は「日和カフェ」さんに
分けてもらいました。
さらに30分ほど経過。どれくらい蒸したらいいのか、誰にもわからない...。 ご老体方も、
「なんだっけ・・前やったのが昔過ぎてわからない」「自分は手伝っただけだったから...」と
不安な顔をしてます。そこに通りがかりの叔母さんが登場。具合を見て「これは水を注した
方がいいね」と指示をくれました。さらに通りがかりの叔父さん(何かを配達中?)も
「まだ湿り気が足りない。男はしっかり濡らさなきゃだめだ!」と、際どくも的確なご意見を
くれました。自然と人が集まってきて、だんだん盛り上がって来ました!
2009.12.16
012 西町南区長・高橋さん
西町南の区長、高橋進さん。区長になって13年目。
区長の任期はどの町もだいたい2年です。
10年以上区長を続けられている方は多くありません。
高橋区長はお勤めをしておられましたが
先代は今の場所で八百屋を営んでおられたとのこと。
昭和のはじめ頃はまちがにぎやかだった時代で
通りにお店がズラッと並んでいたそうです。
一銭店、八百屋、魚屋、肉屋、豆腐屋、酒屋、
銭湯、板金屋、染物屋、写真館、ふるい屋、
古物商、仕立て屋、麻雀屋、鍛冶屋、鉄砲屋・・・。
お店で働いた人たちはお店の敷地内に建てられた
長屋で暮らしていたそうです。
今もその数件が残っているとか。
現在、西町南の人口は100人くらい。
約40世帯が暮らしています。
昭和40年頃は人口が363人、世帯数は89。
今の3倍くらいの人が暮らしていました。
ひとつ屋根の下に三世代の夫婦が暮らした
家もあったそうです。
・・・・・
高橋区長のお話で一番いいなあ、と思ったのは
役員の会議のやり方でした。
町には公民館がないので、
役員の会議は歴代区長の自宅で行われてきました。
会議の後は、せっかく集まったので親睦もかねて
酒の席が用意されます。
会議のある日、区長の奥さんは午後からずっと
料理をつくるなどの準備に追われるらしい。
「今はもう年をとったからそんなに飲まなくなったですけど
区長をはじめた頃はお酒の量も多かったですねえ」
と区長と奥さんは笑って当時の様子を語ってくれました。
区長や奥さんは大変だろうと思うのですが
町の和気あいあいとしたムードを感じて
公民館がないことも、それはそれでいいこともあるなあ、と
思ったのでした。